うちの長男は学校が終わってからデイサービスを利用しています。
「放課後等デイサービス」というくくりで、簡単に言うと、障害児対象の学童みたいな所ですかね。
放課後等デイサービスとは
学童と違う点は学校から施設、施設から自宅まで車で送り迎えをしてくれたり、ただみてくれるだけではなく療育的支援を取り入れてくれている所です。
うちの長男は小学校1年生から利用していますが、施設によっては就学前の子でも通える所もあります。
利用金額は、保育園みたいな感じで収入によって上限があります。
我が家の場合だと、だいたい月に(基本料金5,000円弱+おやつ代1日100円、週5日利用)6,000円前後で利用できています。
施設によっては土日も利用できる所もあります。
我が家は基本、土日は利用しないのですが、先日初めて土曜日も利用しました。
その日は下の子が小学校に入ってから初めての公開授業だったんです。
なにせ初めての参観なので、お兄ちゃんを一緒に連れて行って騒がれたら周りの子にからかわれたりで次男が辛い思いをしないかが心配で・・・。
お兄ちゃんを隠したりはしたくないけれど、その子の性格によってはからかわれるのが原因で学校に行きたくなくなったりという話しも聞くので・・・親としては辛い決断でした。
でも、要は考え方次第で、数時間ずっと静かに立ったまま見学しなくてはならないより、楽しく遊んで過ごす方が長男にも嬉しい事かも。
気にしすぎるとかえって私の心が辛くなるので、そう考えるようにしています。
日常にも効果的な療育的支援を取り入れる
そんな長男が利用しているデイサービスから毎月ニュースレターが届きます。
子供達の様子、その日その日の療育テーマ一を教えてくれるのですが、私にとってすごくためになるのが臨床心理士の先生のコラム蘭です。
臨床心理士の先生が家庭でもできる療育の方法を毎回紹介してくれます。
今回のそのコラムの内容は、困った行動を減らしたい時のその子への対応の仕方でした。
私も長男が小さい頃、長男に何度言っても怒ってもどうしても嫌な行動を止めてはくれず・・・本当に精神的に疲れていた時期がありました。
当時通っていた療育機関に何回も相談し、対応の仕方を色々教えていただきながらなんとか頑張ってきました。
今振り返れば、あの時は精神的に辛くって、「私はこのままいったら虐待してしまう親になってしまうのでは!?」と本気で心配していました。
よく手まであげるようになっていたので・・・本当にひどい親でした。
それが今では、「そういえばこんな時期もあったな~。」って、すでに過去形です。
育児って過ぎてしまえばそんなものですかね(笑)
まぁ、大切なのは今ですからねー。
今回のそのありがた~いコラム内容は、自分で身をもって苦労して体験してきた事だったので「ホントその通りだな~。」と改めてしみじみ読みました。
これは障害児だからという訳ではなく、普通の子にもかなり当てはまる事なので今回このブログでご紹介しようと思います!
もし同じような悩みで困っている方がいましたら、試してみるといいと思いますよ♪
子供を何度叱っても困った行動を繰り返す理由
そもそも、小さい子供ってだいたい1回の注意でやめてくれる事ってまずないですよね。
大人だって1度注意されたからって完璧には直せないです。
大人である私の場合は理解できてもなかなか実行にうつせないというパターンですが(笑)
もちろん小さい子供は理解力の問題で、何回か言わないと伝わらないという事があります。
それに関しては、「子供はそういうものなので仕方がない」と、ある程度覚悟して長い目で見てあげて対応すればいいだけの話しになります。
問題なのは、悪い事だと理解しているのにその子がワザと同じ事を繰り返しているという状況です。
実はこういう状況ってデリケートな問題である場合が多いんですよ。
ワザと悪い事を繰り返している子供はママにかまってほしい・近くに来て欲しいと思っているサインの現れだったりする事があるからです。
要するに、子供の心が愛情不足と感じているという事なんでしょうね。
愛情不足という表現はちょと語弊があるかな。
愛情不足と言うより、要はもっとかまって欲しいんですよね。
もっともっと自分の事を見てもらいたいんです。
我が家の長男が問題行動を繰り返してしていたのが4~5歳ぐらいがピークだったかな。
まさに下の子が生まれて手がかかっていた時期です。
下の子が生まれてからは、私は自分なりに長男が寂しい思いをしないようにかなり気を遣っていました。
できる限り長男を優先にしていたつもりだったんですよね。
なので、相談していた作業療法士の先生から「もっとかまってほしいのサイン」という事を聞いて、正直、長男に対してちょっとムカつきました。
私はできる限り長男を中心にかまっていたのに!!!
これでも愛情が足りないと思っているの~!?って(笑)
今冷静に考えれば、やっぱり寂しかったんでしょうね。
今までずーっと1人で愛情を100%受けていたのに、急にその愛情が100%じゃなくなっちゃったんですもんね。
ママは1つの体しかないし、赤ちゃんはやっぱり手がかかるから。
長男は私が思うよりもずっとずっと寂しい思いをしていたんでしょうね。
子供の困った行動には、実はこのように深い理由があったりします。
悪い事をする→パパやママが近くに来て話してくれる
子供の目的はこれなんですよね。
たとえ怒られたって、自分をしっかり見てほしいんです。
自分にしっかり向き合ってくれるという事が、怒られているという状況でも嬉しいのです。
・・・自分でこうやって書いていて、なんか今泣きそうになりました。
怒られてでもいいから親にかまってもらいたいだなんで・・・
私が思っていたよりも長男は本当に寂しかったんでしょうね。
今更ながらものすごく反省。。。
家庭でできる対処法
では、そんな子供の困った行動にはどう対応していったらいいのか。
このようなケースの場合、子供にとっては親の怒りもかまってもらえるご褒美になっている状態なので、怒っても怒ってもどんどん同じ事を繰り返します。
対処法の一例として、「〇〇はしません。」とだけ冷静にシンプルに伝えるのが良いのだそうです。
怒る=子供にとってはかまってもらえる嬉しい事になっているので怒るのは逆効果になります。
シンプルに悪い事だと伝えるだけで後は放っておくのがベスト。
そうなると、悪い事をしてもかまってもらえなくなるので、子供にとって悪い事をする意味がなくなります。
子供の性格も十人十色。
このやり方が全ての子供に当てはまる訳ではありませんが、もし困っている方がいましたら試してみるのもいいと思います!
まとめ
今回は療育機関から教えていただいた、子供の困った行動への療育的対処法のご紹介でした。
障害のあるなしに関わらず結構使える方法だと思いますので、困っている方がおりましたら是非一度試してみて下さいね(^^)
ただ、ただですよ。
今回こうやって改めて文章にして思った事は・・・これはあくまでも私の個人的な意見ですが、この方法を試す前に、先ずはその子に対しての自分の関わり方を見直す事が必要なんじゃないかなと思います。
小さい子に寂しい思いをさせちゃっている時点で親として反省しなくてはいけない事だと思います。
もちろん、お仕事の都合上、兄弟がいる都合上等いろんな理由があるとは思いますが、たまには子供の気持ちに真剣に向き合ってあげる努力も親として必要だと思います。
我が愛する長男よ・・・あの時は本当にごめんね~(泣)
もしかしたら今でもやっぱりそういう寂しい思いをさせている時があるのかもしれない。
今日はいつもよりも多めにハグしまくろうと思いました(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました
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