今回は、うちの長男にどうやって自転車を練習させたかを詳しくご紹介しますね。
うちの長男はダウン症です。
ものすごく頑固で自分のやりたい事以外をやらせるのが大変な子なので・・・練習させる事自体にすごく苦労しました。
でも、やり方次第でそれがなんとかなったんですよ!
要は自転車練習を嫌がっている子に練習させるには環境を整える事が重要だという事に気付きました。
別に障害があってもなくても、本人(小さい子)のやる気を引き出す為に共通して言える事だと思います。
同じように自転車の練習を我が子にさせたいけれど嫌がるのでなかな練習が進まない!という方の参考になるかもです
誰もが同じやり方で成功するとは限らないけれど、とりあえず我が家はこれで成功しましたよ~♪
環境を整える事が一番大切!
まず、長男にとって自転車を練習するのに一番大切だったのが、環境を整える事でした。
うちの長男はあまりチャレンジ精神がない子なんですよ。
ちょっと頑張ればできる事でも、なかなかやろうとしないんです
自分の中で、これなら出来るってレベルじゃなくちゃ動かないみたいです。
この性格がかなりネックでした。
なので、交通公園で自転車の練習をさせたくても、自転車ではなく三輪車とか、補助つき自転車とかゴーカートばかりに乗りたがり、全く自転車の練習はしてくれませんでした。
交通公園で何度トライしてもダメだったので、まずは自転車に乗りたくなるような環境づくりから始めました。
余談ですが、交通公園ってご存知ですか?私の地元にはこういう公園はありませんでした。
今住んでいる場所に来て始めて知ったので・・・全国どこにでもあるって訳じゃなさそうですね。
交通公園は、公園の敷地内に道路があって(ちゃんと信号とか道路標識があるんですよ!)交通ルールに従って乗り物に乗る公園なんですよ。
係りのおじさんが交通ルールを違反する子がいると注意してくれます。
交通ルールを勉強するのにすごくいい環境なんですよね!
そして三輪車、豆カー、ゴーカート、補助つき自転車、自転車が無料でかしてもらえるんです♪♪
めちゃくちゃいいですよね~ヽ(´∀`)ノ
この辺りに住んでいる子は、だいたい交通公園で自転車に乗れるように練習してから自転車を購入します。
我が家の次男も交通公園で自転車に乗れるようになりました。
こんないい環境が近くにありながら・・・長男は自転車以外を乗りたがり、自転車の練習は頑固としてしてくれなかったんです( ノД`)
選択肢がいっぱいある事は、うちの長男にとってはマイナスでした。
対策として、自転車の練習は近所の小さい公園でやりました。
自分で用意した自転車1台しかない環境で、他の選択肢を与えないようにしました。
自転車練習だけではなくなんでも共通して言えることだと思いますが、これがものすごく大切な事なんですよね。
周りの環境に選択肢が多すぎると意識が分散されてしまいます。
これが我が家の練習用自転車。
お下がりでいただいた女の子用のです(笑)
自転車練習に集中させる環境は整いました。
・・・と思っていましたが、これではまだまだ甘かったです。
近所の公園には長男の大好きなブランコがあります。
公園に行くと、長男はやりたくない自転車なんぞに見向きもせず、ずーっとブランコに乗って遊んでいるんですよ
そこで考えたのが、次男の投入です(笑)
嫌がる次男にピアノの練習をさせた時と同じように、長男が自分から自転車に乗りたくなるような環境をつくりました。
自転車の練習には必ず次男も一緒に連れて行きました。
次男は自転車に乗れるので、公園で1台しかない自転車をお兄ちゃんの前で楽しそうにず~っと乗り回します。
ブランコに飽きると、お兄ちゃんも自転車に乗りたくなるんですよね~これで(笑)
因みに、長男がブランコに飽きるまでには毎回かなり長い時間を要しましたが・・・そこは辛抱あるのみです(笑)
自分から「自転車やりたい!!!」と言ってくる環境がこれで整いました。
ふーっ(汗)
どんだけ手が掛かるんだよ(笑)
そこから、自転車を独占したい次男になんとか自転車をかりて(だいぶかしてもらえるまでじらされるので、図らずとも長男が更に自転車に乗りたくなるんですよね~)練習スタート!!!
ここまでしてやっと自転車練習のスタートです(笑)
本人のやる気を損ねない工夫
ここからは私自身の忍耐との勝負でした。
長男が自転車に乗ったはいいが、なかなか練習してもらえずにイライラ・・・怒りを抑えていかに褒めまくるかが勝負でした(笑)
長男がやっと自転車に乗ってくれたかと思ったら、ずっとペダルを使わずに足でスイ~スイ~って乗るばかりでした
ま、まぁ、バランスをとる練習って事でなるべくやりたいようにやらせましたよ。
たま~に、私が支えてあげて、ペダルを自分でこいで進む経験をさせ、自転車への恐怖心がなくなるまで根気強く好きに遊ばせました。
あまり私の練習させようという熱意がすごいと、そのスイ~乗りですら長男はやってくれなくなるので慎重にちょっとづつ(笑)
最初の1ヶ月はこれの繰り返しのみで、全く進展はなかったです。
公園に練習に行く⇒ブランコに飽きるまで乗る⇒やっと自転車に乗りたくなる⇒自転車にまたがってスイ~って移動する・・・の繰り返し。
たまに訪れるチャンス、ペダルを私の支えでこいでくれる⇒褒めまくる・・・の繰り返しでした(笑)
それをずっと続け、私の支えでペダルをこいでくれる事が増えてきて始めて次の練習ステップに突入しました。
いつまでも支えがあると自分でバランスをとろうとしないんですよね。
自分でバランスをとらなくちゃ自転車に乗れるようにはならい事を教えなくては次に進めないんです。なので、だんだん支える時間を減らし、支えてあげるのは最初だけにしました。
すぐにバランスを崩すので、倒れそうになったら支えてあげる・・・の繰り返しです。
嫌な思いをいっぱいさせるとすぐやりたくなくなるので、その匙加減も大変です。
本人のモチベーションをみながらゆっくり進める事が大切ですね。
これをずっとやっていると、バランスをとろうという意識がだんだんついてきました。
この段階まできたら、いよいよ自転車練習のラストスパートです!!!
ここからここまで乗れたらご褒美あげるよ作戦!!!
・・・結局またご褒美作戦です(笑)
ただ、弟とは違い、トミカではつれなかったので、長男の場合は大好きなハッピーセットにしました。
まずは、小さな公園を一周支えなしでできたらハッピーセット!
これ、めちゃくちゃ効きましたよ(笑)
「自転車練習はやりたくないけどハッピーセットは食べたい」の葛藤がものすごく目に見えました(笑)
泣きながらも、練習は止めたくなくてかなり粘って何度も挑戦していました(笑)
泣くほど嫌ならやらないでいいんだよって何度も言いましたが、「やる!!」と頑張っていました
そしてとうとう1周できるようになったんです!!!
私と次男で嬉しくって大喜びしました
きっとハッピーセットの味は、いつも食べていた時よりも特別美味しかったと思います(^^)
あとは、少しずつ距離をのばし、3周乗れるようになれば、もう乗れたも同じです♪
また新たに作った約束「3周乗れたらハッピーセット」で長男は最後まで頑張りました
【まとめ】ダウン症だって自転車に乗れるようになります!
長男が自転車に乗れるようになるまでには本当に時間がかかりました。
費やした時間の2/3以上は練習ではなく長男のやる気待ちの時間でした(笑)
そのやる気を上手に引き出してあげる事がポイントです。
・・・ものすごく根気が必要ですよ(笑)
なので頑張りすぎないでいいんです。
冬は外で待っているのが寒すぎて私が嫌だったので練習を中断もしました(笑)
本人に全然やる気がない時は「まぁ、そんな日もあるよね」と諦め、自転車に触れもしない日もいっぱいありました。
自分の心が折れない程度にほどほどでいいんです。
毎日じゃなくても、毎週じゃなくても、気分が向いた日だけでも大丈夫です。
たまにでも練習を積み重ねればだんだんだんだん上手になっていきますよ♪
自転車練習以外でもそうですが、長男は全ての事に時間がかかります。
なので、出来るようになった喜びは半端ないです!!!!
自転車に乗れるようになった日は本当に嬉しくって嬉しくって感動しました
弟と一緒に交通公園で自転車を乗り回す姿(長男は右側です)にも感動
そんな長男も、今ではお兄さん用のギア付きマイ自転車をカッコよく乗りこなしています♪
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弟のピアノ練習

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