家族と絶縁するきょうだい児がいる現実

私が思うに、障害のある子を育てている親はきょうだい児が辛い思いをしているという現実を知らなすぎると思います。

気付かない親が多いと思います。

もちろん気を付けている親もいっぱいいるとは思いますよ。

それでも、きょうだい児の方の体験をググってみて初めて、私のように「そんなに深刻だったの!?!?」と気付く親が多いと思います。

家族と絶縁を選ぶきょうだい児もいるという事をご存知でしたか?

家族との絶縁を選ぶまで精神的に追い詰められ、家族と絶縁してからも家族に連絡をしてこられないよう注意を払った生活を送っている方がいるという事に私はものすごくビックリしました。

障害のある子と“しょうがい児”という立場の子を育てている親として、すごく心が痛くなりました。

家族との絶縁の道を選んだきょうだい児の方の親はなんでもっとその子に目を向けてあげられなかったのだろう・・・。

そこまで精神的に追い詰めてしまう前に何で気付いてあげられなかったのだろう・・・。

決して他人事として見られないその状況に本当に心が辛くなりました。

障害のある子にどうしても手がかかるという事はものすごく理解できます。

そして何でもできるきょうだい児に「手伝ってほしい」と思ってしまう気持ちもすごく理解できるんですよね。

私もついつい我が家のきょうだい児でもある次男にお願いしてしまう事が多々あります。

結局は家族との絶縁を選んだきょうだい児の方は「自分は障害のある兄弟姉妹をお世話をする為だけに生まれた。」としか思えない環境で育ったという事だと思うんですよね。

もしかしたら親的にはそんなつもりはなかったのかもしれません。

それでも、親にそんなつもりはなくても本人がそうとしか思えないよう接してきたという落ち度が親にはあると思います。

結局は親は我が子がどれだけ辛い思いをしているのかまで理解できていなかったという事だと思います。

私自身、きょうだい児について自分で調べてみるまではきょうだい児の方がどれ程辛い思いをしているのかなんてあまり知りませんでした。

想像していた以上の辛さがそこにありました。

いくら自分が産んだ我が子だって1人の人間です。

親とは考え方が違います。

でも、親ってどうしても我が子は自分の分身だと思ってしまう所がありますよね。

なので、「言わなくても分かるでしょ!」的な所があるのだと思います。

なのでわざわざ「ありがとう」と伝えなくても分かっていると思ってしまったり、「家族なんだからやってあたりまえ」と思ってしまったり・・・。

私にもそう思ってしまっていた所があったなと改めて反省しました。

きょうだい児の辛い思いに親が気付いてあげて!!

私と同じく障害のある子、そして“きょうだい児”と呼ばれる立場にある子を育てている親に是非知ってもらいたい。

辛い思いをしているきょうだい児がいっぱいいるという事を頭の片隅に入れた上で我が子に接する事がものすごく大切だと思います。

愛する我が子が実は精神的に辛い思いをしていて自分や家族の元から去り絶縁を選んでしまうような最悪な状況にならない為に。

親として気を付けていきたいとすごく思っています。

そういう気付きって大切ですよね

うちの子は大丈夫・・・と思っていても、子供の本心は親にだって分からないんですよ。

お恥ずかしい話しですが、私も気づかないうちにうちの次男に辛い思いをさせてしまっていてチックまで発症させてしまった経験があります。

>>子供の瞬きが多いのは危険信号!?それってチック症かも

だからこそ、ものすごくそう思います。

親の心がけ次第で我が子の受け取り方は大きく変わると思います。

障害があってもなくても大切な大切な我が子に区別はありません。

親だって完璧な人間ではないので、どうしても至らない所はあると思います。

自分でも気づかないうちに我が子に辛い思いをさせてしまう事もあると思います。

それでも、私は至らないなりに出来る限り我が子達に寄り添っていってあげたいと思っております。

育児ってホント難しいですよね(*´Д`)

うまくいかない事だらけです。

あまり頑張りすぎて自分が潰れてしまわないよう、ほどほどに頑張っていきたいなとも思います(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました
共感していただけましたらポチお願いします(^^)


にほんブログ村


育児ランキング

4 Comments

レモン

ケイコさん

先日は何度もお返事をありがとうございました。
もうすでに十分頑張っておられるであろう親御さんたちに、
『きょうだいも気にかけてあげて』と伝えるのは、さらに負担にならないだろうかといつも葛藤します。
親御さんが、きょうだいさんにも目を配る「心のゆとり」が持てるような社会のサポートの充実こそが最重要だと思うからです。
北欧の国々のように、障がいのある子どもさんが生まれたときから、一生を通じて家族に寄り添い、相談に乗ってくれる制度が日本にもほしいと願います。

これまで100人近いきょうだいさんと出会ってきましたが、
絶縁されたきょうだいさんは、お一人だけでした。
いろんなご家庭があるので、個人的には絶縁自体は悪いものとは思っていません。
ですが、
きょうだいにも愛情があるにもかかわらず、伝わっていなかった。
気がつけば「親に不満をためていた」という我が家のようなケースは、ちょっとした工夫できっと防げると思います。

私が小さい頃悲しかったのは、妹は何かができるたびに「大絶賛」されるのに、
私は何かできても「当たり前」で、あまりほめてもらえなかったことです。
「もっと上手くできるでしょ」と、さらに上を求められるのもつらかったですね。
『何をやっても母から認めてもらえない怒り』がずっとくすぶっていました。
自分を肯定してもらえる経験が乏しいと、自己肯定感が育まれにくいと思います。
私は承認欲求が満たされないまま大人になったので、結婚後、夫にしつこいくらい甘え、幼児返りをしていました。今もまだ続いていますが(笑)
温かく受けとめてくれる夫に感謝です。
私以外にも、「親から認められたかった」「ほめてほしかった」と訴えるきょうだいさんは、とても多いように感じますね。

それにしても、ケイコさんのリサーチ力は素晴らしいですね(´▽`*)
次男さんの心のサインに気づき、すぐ対処できるのもまた素晴らしいと思います。
私の母は、私が中学の頃、毎朝のように「お腹が痛い」と訴えていたにも関わらず、「甘えるな !」と休むのを許してくれなかったですね~(笑)

前回お伝え忘れましたが、
NHK「バリバラ」のホームページ内の「みんなのメッセージ」をポチッと押していただきますと、『障害者のきょうだいの方へ お悩みや伝えたいことをお聞かせください』という項目が出てきます。
たくさんの投稿文(きょうだいさんの声)が載っていますので、親御さんにもご参考になるのではないかと思います。
ご興味があれば、ご覧になってみて下さい♪

返信する
ケイコ

レモンさん

ご指摘ありがとうございます(^^)
私がネットで大人の“きょうだい児”さんの体験を目にした時、家族と絶縁を選んだ方の声が多かった事にかなり衝撃を受けました。実際にはそこまで多いという事ではないという事に安堵しております。内容を一部訂正しておきます。
それでも少なからず“家族との絶縁”を選ぶ方がいるという事実を親なら知るべきだと私は思っています。
人知れず辛い思いをしているきょうだい児の方々がたくさんいるという事を親は知るべきだと思っています。
私自身気付いていなかった過去があるので。

次男に対してきょうだい児という事で学校でいじめになったりしないだろうかという心配は前々からしていました。でも、実はきょうだい児の方はそれ以上に親の言動によって傷ついたりしていた事を私はそこまで深く知りませんでした。その事によって一人の人間の人生に大きく影響を与えてしまうというという事まで知りませんでした。知らないという事はものすごく怖い事です。
“自分はそんなつもりはなかったのに、知らないうちに我が子に辛い思いをさせてしまっていた。”というのが大多数の親の本心だと思います。
親は障害のある我が子の事を考えるのに必死です。必死だからこそ“きょうだい児が辛い思いをしている”という事にきっかけがなければ気付かないんですよね。
私の場合、次男がチックという分かりやすい形で表してくれたので先生を通じて知る事ができました。あの時、もし先生にご指摘いただいていなかったらたぶん今でもそのままの配慮のない対応だったかもと思うとゾッとします。
私は早い段階で気付けて本当に良かったと思っています。欲を言うならもっともっと早い段階で知りたかったと思います。知っていれば普段からもっと気を付けてさえいれば次男のチックは事前に防げたと思います。

レモンさんご自身もお母様の様子を身近で見てこられた方なので“障害のある子を育てる苦労”をよくご存じだと思います。実際に障害のある子を育てていく事は綺麗事では済まされない事も多いし、本当に大変です。
それを知っているレモンさんだからこそ、優しいお心をお持ちのレモンさんだからこそ「心のゆとり」がもてる社会・環境にするのが一番の解決策だとお考えだと思います。
私もその通りだと思います。
親だって人間ですから、心のゆとりがないと我が子にしっかり向き合えないです。
日本にも北欧のような制度が本当にほしいです。
でも現状日本にはないので・・・特に障害のある子を育てている親の精神的負担は結構大きいと思います。

レモンさんは「きょうだい児も気にかけてあげて」と言うのは更に親の負担になるのではないかとご心配されておられるのですね。本当に優しい素敵な方ですね(^^)
上手く言葉では伝えられませんが、私ならそれでも知りたいと思います。それでも知りたい親の方が多いと思います。
親は我が子に対して一生懸命です。ただ気付いてあげられていなかっただけなんですよ。
親が気づいてあげられてさえいれば“辛い思いをするきょうだい児”が一人でも減らせると思います。
親だってもちろんきょうだい児の幸せも望んでいます。望んでいるけれど今のやり方が本人にとっては負担になっているなんて気づいていないんですよ。
上手く伝えられませんが、私はきょうだい児の辛い思いは親の気付きでかなり減るのではと思っています。
私は親なだからこそ知るべきだと思います。親には我が子を守る為に知る強さが必要だと思います。

今では気を付けていますが、私にも次男には「できて当たり前」という態度で接していた時期がありました。
障害のある子を育てている親的に言わせていただくと「できて当たり前」は当たり前ではない子を育てているので実は心の底では誇りに思っています。
だからこそものすごく将来に期待してしまいます。なのでこそもっともっと良くなってほしくてついそういう態度に出てしまうんですよね。
その子の将来性が期待できるからこそもっと可能性を伸ばしてほしいからこそです。完全に親のエゴ的考えですけどね。
知らないのはやはり怖い事です。そういう態度が我が子を更に傷つけてしまっていたのですからね。
言われないと、知らないといっぱいいっぱいなので気付かないもんなんですよね(;´Д`)
そういう私と同じ思いのママに伝わるといいなという思いからこの記事を書きました。

バリバラ見てみます!ありがとうございます(^^)

返信する
レモン

ケイコさんの何としてでも子どもさんを守りたい !という強い想いに、胸がジーンと熱くなりました。「それでも知りたい」というお言葉をかみしめ、親御さんに知っていただきたいと思う情報は、これからもお伝えしていこうと思いました。

私も、初めてご家族と絶縁されたきょうだいさんにお会いしたときは、本当にびっくりしました。以前コメントでそのことをお伝えして、「ケイコさんを心配させすぎてしまったかも・・」と気になったので、具体的な人数を書かせていただきました。なので、特に何かを指摘したかったわけではないですよ~(^^)
ケイコさんのブログを読み、ハッと気づかされた親御さんが増え、心の負担が減るきょうだいさんが増えることを、願っています。

以前読んだきょうだい関連の論文には、
「小学校時代に親から十分な関心を向けてもらっていた人(きょうだい)ほど、親との現在の関係に満足度が高い」
「小学校時代に家族から高い期待をあまりかけられなかった人(きょうだい)が、親との現在の関係に満足度が高い」という調査結果が載っていました。

きょうだいの苦悩の根っこにあるのは、ケイコさんもおっしゃる通り、「親子の関係」なのだと思います。学校など外の世界でつらいことがあったとしても、受けとめ、気持ちを分かってくれる親子関係が築けていれば、乗り越えていけると思います。
きょうだい会などで、悩みが深いきょうだいさんに共通するのは、親とのコミュニケーションがうまくいっていないことだと、私は感じました。

ありがとうございます。
また、何かお伝えしたいことなど出てきましたら、コメントさしあげますね~(^^)/

返信する
ケイコ

レモンさん

いえいえ、間違いを記事にしてしまうのはいけない事なのでコメントいただけて嬉しかったですよ(^^)ありがとうございます♪

レモンさんからいただいた情報、本当に勉強になります。
子供にとって小学校時代って大切な時期なんですね・・・。
特に男の子なんて中学生にもなったら親の傍によらなくなったりしますからね。今の内ですね。出来る限り意識してあげたいと思います。
とか言いつつ、実は今朝も次男とケンカしました。
次男の傲慢な言葉遣いにどうしても我慢できなくなって怒りました。
私ももっと大人な対応で注意してあげればいいのに、つい感情が出てしまいます。
親子関係はホント難しいですね・・・なかなかうまくいかない事もよくあります(泣)
出来る範囲で頑張るしかないですかね(;´Д`)

レモンさんありがとうございます!
また是非是非コメント下さい♪お待ちしております♪♪

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください