「一周回って知らない話」で取り上げられていた高嶋ちさ子さんとダウン症のお姉さんとの関係が素敵すぎて、ダウン症の子を育てている私としてはすごく感動しました。
ダウン症に限らず障害のある子を育てている親にはそれなりに色々悩みがありますが、その中でも一緒に育てている兄弟姉妹に関する悩みはつきません。
障害児・者に兄弟(姉妹)がいるとお友達にからかわれるのではないかとか、学校でいじめにあうのではないかとか、親には言えないけれど実は辛い思いをしていて悩んでいるのではないかとか・・・親としてはものすごく心配な所です。
周りの環境や家庭環境でも対応は違ってくるし、結局の所、その子の性格次第という所が強い問題なので、どう対処すればいいのかの正解はありません。人それぞれなんです。
ダウン症の子を持つ親として、高嶋ちさ子さんのお話はものすごく勉強になったし、見習いたい所がいっぱいありました(^^)
これぞ理想的!高嶋ちさ子さんの障害を意識しないお姉さんへの接し方
もちろん考え方は人それぞれなので、家族に障害者がいる場合の接し方にも正解はないと思っています。
思ってはいますが、私自身が理想としているのが「障害を意識しない接し方」です。その点でおいて、高嶋さんご家族はものすごく理想的だなとすごく思いました。
高嶋ちさ子さんのご家族はお姉さんの未知子さんの事を特別扱いしなかったそうです。
中でもすごいと思ったのが未知子さんがダウン症である事を一切隠さなかった事です。
どんな来客が来ても同席させたり、高嶋ちさ子さんはお友達と遊ぶ時にもお姉さんを一緒に必ず連れて行ったりしていたそうです。(自分の子分に姉の面倒を見させたり、自分のデートにまで連れて行ったというのには超ビックリww)
よくダウン症の表現として“障害ではなく個性”という言い方をしますが、正直、私は「親の気持ちを配慮した表現」だと思っています。そう思わないとやっていけない事が多々あるので。
それが、高嶋ちさ子さんにとって、お姉さんの存在は「別に普通じゃん?」でした。この一言に涙が出そうになりました。
世界中のみんながこんな風に障害者を思ってくれていれば差別なんてない世の中になるんでしょうね。現実は難しいですけどね。
ただ、高嶋家のおばあちゃんだけは未知子さんの事を不憫な子と思っていたそうです。そんなおばあちゃんにお父様は「辛気臭えババァだな」と言ったそうですよ(笑)このエピソードを聞いて、高嶋ちさ子さんのお父様も素敵な方だなと思いました(^^)
私も旦那の親に言ってやりたい一言です(笑)
私も高嶋ちさ子さんファミリーのように家の長男の事を温かく、そして遠慮する事なく接したいなとすごく思いました。
障害児を育てている親ならではの悩み。障害児・者きょうだいの心ケア問題
高嶋ちさ子さんファミリーの未知子さんへの考え方は、私にとってはものすごく理想的です。
でも、現実問題、そこまで心が強い人ってなかなかいないのが現実だと思います。
いじめのニュースが後を絶たない今の世の中で、兄弟姉妹に障害者がいるという事が原因でいじめにあう子もいます。お友達にからかわれて学校に行きたくないと思う子もいるのが現実です。
我が家にはダウン症の長男の他に4才年下の次男がいます。次男は今現在小学2年生なので、まだお兄ちゃんの事でからかわれる等のトラブルはないみたいですが、これからもっと大きくなってくると「お前のお兄ちゃん何で話せないの!?」とか、「何で同じ学校にいないの?」とか、周りから聞かれることも増えてくると思います。
もしかしたら、私を心配させたくないから言わないだけで、既に何度かそういう質問をされた事もあるのかもしれません。
次男は結構繊細な心の持ち主なので・・・正直ものすごく心配しています。
高嶋ちさ子さんのように強い性格の方なら、例えお姉さんの事でからかわれても笑い飛ばせたり、相手に反撃したりできると思います。でも、できない子の方が圧倒的に多いのが現実です。家の次男も多分無理です。
もちろんこれはダウン症に限らず、障害児・者のきょうだい全員に言える事で、実は親はその子の事もすごく心配しています。その子に普通に楽しく生活を送ってもらいたいので、陰ながらものすごく心配しています。
生まれながらにして障害児・者のきょうだいであるという運命・・・実はその兄弟姉妹の心のケアも、ものすごく重要です。
ある程度大きくなれば大丈夫な事が多いのですが、中学生ぐらいまではその子の死活問題にも繋がりかねない事だと思います。
子供って時にものすごく残酷ですからね。親は学校まで一緒にいてフォローしてあげられないのでものすごく心配です。
こんな心配を笑い飛ばせるぐらい強い母親にならなくては!と思う今日この頃です。
障害児のきょうだいへの心のケア



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