「一周回って知らない話」で高嶋ちさ子さんのお母様の話しが衝撃的でした。
高嶋ちさ子さんとお兄さんを生んだのはダウン症であるお姉さんの面倒を見せる為で、「お姉さんがいなかったら生んでないから」とお母様から直接言われたそうです。
私の初めての子はダウン症でした。もともと2~3人子供が欲しいと思っていた私は、長男の育児がある程度落ち着いてからやっと2人目を生む気になれました。
2人目を生む際、「絶対に下の子に長男の面倒は見させない」と自分に誓いました。2人目の子にはその子の人生がある。お兄ちゃんの為に自分のやりたい事を諦めて欲しくないという思いからです。
長男の面倒は私と旦那で出来る限り見る。もし私も旦那もみられなくなったら行政の力を借りて生きていけるように、私が死ぬ前までになんとか手はずを整えようという強い思いが次男を生む前からあり、その思いは8年たった今でも変わりはなく、それは私の一生をかけてのミッションでもあります。
別に私は高嶋ちさ子さんのお母様を非難しているのでは決してありません。絶対にこの言葉だけの意味ではないと思っているからです。
でなければ高嶋ちさ子さんがあんな素敵な女性に育つはずなかったと思います!
障害児を育てる時に親が気を付けなくてなならない事
障害のある子は普通の子より手がかかります。なのでこそ障害のある子を育てる時に注意しなくてはいけないのがその子の兄弟姉妹の事です。
障害のある子に手がかかる分、どうしても兄弟姉妹には手をかけてあげられなくなりがちなので、そう思わせない努力が必要になってきます。
大人になればある程度親の対応は理解できるようになるのですが、小さい子供にとっては自分はあまり大切にされていないと思ってしまうんですよね。そう思ってしまう子供の心理も理解できます。
なのでこそ、兄弟姉妹への対応が大切になっています。
冒頭の話に戻しますが、私が思うに、高嶋ちさ子さんがあんなに素敵な女性に育ったのって、やはりご両親から平等に大切に育てられたからこそだと思うんですよね。
これって簡単な事じゃないんですよ。
私はダウン症の長男に弟が生まれた時点でこの事について事前に聞いていたので、次男に対しての対応にはかなり気を遣ってきました。
私の中ではお兄ちゃんよりも弟の方をよりしっかり手をかけてあげているつもりでした。
それなのに、結局は弟には私のこの思いは伝わっておらず、「いつもお兄ちゃんばっかりずるい!」と弟から文句をよく言われてしまいます。
意識して弟に接しているのになかなかうまくいきません。
参照過去記事


高嶋ちさ子さんがお姉さんとも仲良し、家族とも仲良しという点から見て、厳しいしつけだったかも知れませんが、結果的にご両親の育て方が素晴らしかったという事だとすごく思います。
障害のある子を育てるという事は綺麗事だけでは済まされません。
子供への愛情の表現の仕方は色々あります。それぞれの家庭でそれぞれのやり方があります。
高嶋ちさ子さんのお母様はとても素晴らしい方だったんだなと思います。
私が何が言いたかったのかと言うと、そのご家庭の事をよく分かっていない人が誹謗中傷しないでっていう事です。
最近の日本は何かと誹謗中傷する方が多いですよね。物事の表面だけを知って批判するのって違うと思います。
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