私は長男を出産後もフルタイムで働いていました。
とは言っても出産前から働いていた会社ではありません。
私が出産前に働いていた所は外資系で日本の産休制度がなく出産を機に辞めました。産後復帰も考えたのですが、ものすごく忙しい業務でなかなか休めない所だったので、小さい子(しかも病弱)を抱えての復帰は難しく、しかも勤務先が遠かったのもあって産後復帰を諦め、電車を使わなくて済む近所で仕事(パート)を探しました。
障害児をかかえてのフルタイムでの仕事復帰・・・正直ものすごく大変でした。
病気で休んでばかり・・・いつクビになってもおかしくないと思いながら肩身の狭い思いをずっとしていました。
長男を保育園にあずけた事で親として辛い思いもいっぱいしてきました。何度も泣きましたよ。
保育園にはダウン症を受け入れてくれる所もあります。・・・でも親的にはやっぱり辛い思いはすると思います。
目次
私立保育園⇒認可保育園へ。空きが出てラッキーで入れた!
私の場合、産休明けの仕事復帰ではなかったので認可保育園に入れず、いわゆる待機児童でした。
経済的な理由からそれでも仕事しない訳にはいかず・・・近くにある私立の保育園に最初は入れていました。
私立の保育園では問い合わせ時点で「障害児は対応できませんので・・・」と断られた保育園も何件がありましたよ。
これ、地味に凹みました(-“-)
それでもダウン症でも受け入れてくれる保育園が見つかり、約半年近くそこにいました。
その最初に利用した私立の保育園の先生方はすごく優しくて、うちの子の事もすごく可愛がってくれていました。
その時はまだ赤ちゃんだったので、変な話、障害児だからという通いづらさはあまりなかったです。
ただ、病弱な子供を抱えながらの仕事が本当に大変で、赤ちゃんの頃なんて一度体調を崩したら毎回高熱を出し、喘息もちでもあるので喘息の発作をおこし・・・だいたい1~2週間仕事を休んでばかりでした。
1カ月のうち出勤できたのは1/3にもならなかったという状態だったので、お給料が実質3万円ぐらいだったんですよ(泣)
そこの私立保育園の保育料は3万円強ぐらいだったので・・・働いている意味あるの!?状態でした(;´Д`)
そんな状態がずっと続いていて半年が過ぎたぐらいに区役所から「保育園に空きがでました。」と連絡をいただき、認可保育園に移る事にしました。
認可保育園の保育料ってかなり安いです。
もちろん保育料は収入によって違うのですが、家の場合、なんと2,000円ぐらいで済んだんですよ!!
3万円から2000円ですよ!!働いている意味あるの!?状態だったので、移転できてとてもありがたかったです
私立保育園の方が優しかったという現実
移転先の保育園は、ベテラン教師が多い所でした。なので、正直な話、融通が利かないんですよ。
ここからは私の愚痴ですのでご了承下さい(笑)
仕事が早く終わった時等、保育園に子供を預けている状態でできれば買い物等を済ませたいじゃないですか。我が子を連れていくとものすごく大変なので。
障害のある子を連れての移動って、普通の子連れとはまたちがう苦労がありますよね。
私には近所に手を貸してくれる親もいなく、主人も仕事が忙しくワンオペ育児状態でした。
仕事もしながら育児もってホント大変だったのに・・・それなのに、仕事以外の用事で子供を預けるのを許してくれない保育園だったんですよ。
平日お休みの日があれば、日頃子連れではゆっくりできない用事を片付けたいじゃないですか。それが許されなかったんです。
そんな日に限って(と言うか、普段もだけど)子供が熱を出し保育園から会社に電話が入るんですよね(泣)その後私の携帯に電話が入り「今日仕事ではなかったのですね・・・。仕事ではないのに保育園に預けないで下さい。」と何度も叱られました。
仕事休みの日、私は自分の用事でのんびり過ごした日なんてありませんでしたよ。
我が子の為に平日しかできな手続きとか、なかなか普段ゆっくり買い物なんてできなかったから、必要な物とかを買いに行ったり・・・遊んでいる暇なんてなかったのに。
障害児を育てている苦労が保育園には分からないんだろうなと思っていました。
でも普通の子より手がかかるのに預かってもらっているという負い目から何の反論も言えず・・・ただ謝るばかりでした(泣)
2歳からはお布団なしの保育園入りが辛かった
その通っていた保育園では0歳児クラスと1歳児クラスには受け入れの時に使えるようにお布団を教室の入り口においてあったんですよね。
それが、2歳児クラスからなくなりました。(普通の子なら皆歩けるので当然ですね。)
ダウンちゃんって歩けるようになるのもすごく遅いじゃないですか。うちの子が歩けるようになったのは3歳です。
2歳の段階では立つのもまだフラフラで、抱っこ紐で登園していたので子供を下す時にお布団がないとかなり不便でした。
仕方がないので床に直接子供を寝かせて紐から外していたのですが・・・先生に「もう赤ちゃんでもあるまいしww」と笑われたのを今でも忘れられません。
“そうですよ?2歳なのでうちの子は赤ちゃんじゃないですよ。
でも、歩けないししっかり立てないんだから床に置くのも仕方なくないですか!?”(心の声)
そんな事を言われた日、職場に着いてから涙が止まらずずっと泣いていました。
先生は別に意地悪で嫌味を言ったのではないんですけどね。悪気なんて絶対になかったと思いますが・・・・障害児を育てている親って繊細な部分がありますよね。
普通の人だったら笑える事でも、傷つく事がありますよね。
そんな事だったと思います。
子供の成長が遅いのは当時の私にとっては一番辛い現実だったのに・・・普通のクラスに入っているからこそ気にしたくないけれど目の当たりにして辛い思いをしていたのに・・・それをそんな風に言われて辛くて辛くてたまらなかったのを今でも覚えています。
保育園では障害児の親の辛さは考慮されない(理解されていない)事が結構あるのが現実だと思います。
※あくまでもこの話はうちの長男が通っていた保育園の話です!
次男は別の保育園に通っていたのですが、その保育園では障害児に1人専用の先生がついていたし、受け入れ態勢が手厚かったので全部の保育園がこうではないですよ!
一番つらかったのが保護者会
保育園で何が一番辛かったのかと言うと、保護者会です。
上記でも触れましたが、ダウンちゃんって筋肉が弱いので成長が普通の子と比べるとすごく遅いんです。
首のすわり、座れるようになる、立てるようになる、歩けるようになる等全部が標準とされている時期よりもかなり遅いんです。
きっとダウンちゃんを育てている親が一番つらいのはコレだとおもいます。
普通の子はもう歩けるのに・・・うちの子はいつになったら歩けるようになるのか・・・本当に歩けるようになるの!?っていう不安がどの成長段階でも心配で心配でたまらなかったのを私はよく覚えています。
保育園の保護者会ってある意味障害児ママには地獄です。
保育園側が、ママ達が仲良くなるようにと良かれと思って悩み相談会を開催(?)するんですよ。
一人一人“うちの子は今こんな事に困っています”的な話をして、お互いに悩みを共有したり相談しあったりできる時間を設けているんです。
それが私にとっては何よりも辛かったです。
だって、普通の子の成長とはあまりのも違い過ぎたから。
嫌でも普通の子の成長と比べてしまう時間でした。
しかも、自分の子の悩みなんてそんな状態で言えなくないですか!?次元が違い過ぎるのに(泣)
私は保護者会後は毎回精神的にかなり荒れました。
つい我が子に「何でこんな事もまだできないの!?」って辛く当たってしまったり・・・本当に精神的に弱い親でした。
普段は“うちの子はこれでいいの!”と思い込んで頑張っていたのに・・・成長の差を再認識させられるのが本当に辛かったです。
保護者会の日の夜はよく泣いていました。
正直な話、参加したくなかったけど、そういう訳にもいかないですしね・・・。
保育園でそんな辛い思いをしてきたからこそ、特別支援学校に入ってから私はかなり救われましたね。
障害児を育てている苦労って同じ立場のママにしか分からない事がいっぱいあるんですよね。そういう悩みを共有できるママ友に出会えたというのが特別支援学校に通うようになって私が一番嬉しく思った事です。
頑張っているのに家ではしつけをしていないと思われていた
これはダウンちゃんと言うか、うちの子の場合です。
うちの子、保育園では結構頑張るんですよ。療育の先生に言わせると、保育園で一生懸命頑張っているから家ではその反動でのんびりしちゃうそうです(笑)
保育園ではなんとか頑張る事も、家だと全然頑張らない&頑張ろうともしないんですよね。
なので保育園の先生に「園ではできているのでお家でもちゃんと見てあげてください!」と何度も注意されました。
要は、保育園の先生には家ではしつけを何もしていないと思われていたんですよね。
これも辛かったです。
うちの子は3歳から、保育園と併用して平日に数回療育機関に通っていました。
療育機関では発達を促してくれる教育が受けられます。
そして定期的に面談をしてくれて育児の悩みや相談も親身になって聞いてくれます。
そこの療育機関の先生方に私はものすごく救われていました。
専門の先生はうちの子の大変さをすごく理解してくれて、私がそれなりに頑張って育てているという事もすごく理解してくれていました。
保育園でこんな風に言われたという話をする度に私の心のフォローもしてくれていました。それがなかったら私は保育園生活をやってこれていなかったと思います。
優しい先生との出会いで保育園生活が精神的に楽になった
保育園時代は辛い思いをたくさんしてきましたが、年中になったら担任の先生が変わったんですよね。
その先生が優しくてものすごく救われました。
更に、年長の時に担任になったもう一人の先生もすごく優しくて(クラスは担任2人態勢でした)年長さんの時には親のストレスはかなり軽減されました。
やっぱり担当の先生によって扱いが全然違いますね。
今まで“家でのしつけに何の努力もしていない”と思われていたのに、優しい先生には「家でやらせるには限界があって大変だと思うので、保育園でだけでも大丈夫ですから。」と言っていただけた一言で泣きそうになりました。
今までだったら延長の申し出をする度に延長をしなくてはならない理由を事細かく聞かれて仕方なくOKもらっていたのが、優しい先生だとたった一言「大丈夫ですよ♪」だけでOKしてもらえたり・・・今思い出しても涙が出てくる程ありがたかったです。
その先生方は私が苦労して育てているというのをすごく理解して下さっていて、親身になって相談にも乗ってくださいました。優しい先生との出会いは本当に嬉しかったです。
いや、誤解を招いてしまうのでしっかり言っておきますが、今までの先生が悪いという訳では全然ありませんよ!
その私が苦手な先生方だってうちの子の事もすごく可愛がってくれていました。だからこそ、“この子はもっと伸びる”と思ってくれたからこそ親にもっと頑張ってという意味だったと思います。
ただ、受け取る側の私が当時いっぱいいっぱいだったので心の余裕がなく、そして受け入れられる器がなかったので辛かったというだけの話なんですよね。
私の主人に言わせれば、とってもいい先生だったと言っています。いい先生だったんですよ。ただ、私的には苦手だったという話です(笑)
卒園した時に同じクラスのママに言われた一言に号泣
保育園の思い出は私の辛い思い(愚痴)がほとんどになってしまいましたが(笑)もちろん辛い事ばかりじゃなかったですよ!
我が子にとっていい事がたくさんありました
普通の子達と一緒の生活って、本人にとっては全然ついていけないので本当に大変だったと思います。
それでも、先生方にフォローしていただいたり、優しいお友達にフォローしてもらったりと本人は楽しく保育園生活をおくれていました。
クラスに数人うちの子を可愛がってくれるお友達もいて独りぼっちで過ごすという事もありませんでした。
うちの子はちゃんと喋れないのでその葛藤でお友達を叩いてしまう事も多かったのですが、それでもお友達はそんなうちの子を理解してくれて、嫌がる事なくそばにいてくれました。
運動会や発表会の時は、皆一生懸命練習しているのにうちの子は一人でふざけたり皆の演技を乱したりもしました。それなのにクラスの皆誰一人文句を言う事もなく「〇〇ちゃんだから仕方ないか」と暴走をフォローまでしてくれていました。
その普段のお友達の様子は発表会を見てすぐ理解できました。
皆が一生懸命練習してきていどんだ発表会の途中、うちの子はやはり暴走してしまうんですよね。
普通だったら皆で一生懸命演技しているのを邪魔されたら泣く子だっていると思います。
それが、うちの子が暴走している状態を見ながら周りの子はさりげなくフォローしてくれていたんですよ。
さりげなく手をつないで場所を教えてくれたり、全然違う所で一人で勝手に踊っていてもその場にその周りの子が受け入れてくれたり・・・小さい子達がさりげなくフォローしてくれていた姿にすごく感動しました。
なので、普段からそうやってうちの子をフォローしてくれていたんだなと確信しました。
先生方も皆と一緒にうちの子が行動できるようにものすごく苦労したと思います。
うちの子がどれだけ先生方のお世話になっていた事か、どれだけ可愛がっていただいていた事か・・・それがすごく良くわかっていたからこそ、先生方に辛い事を言われても何も言えませんでした。
文句をいっぱい言ってしまいましたが、先生方には本当に感謝しています。
それと同じぐらい先生方にも同じクラスのお友達にもすごく申し訳ない思いをずっと持っていました。
うちの子が集団行動を毎回乱すので。
同じクラスのママ達も皆すごく優しくて、どんなににうちの子が暴走しても誰一人文句も言わずいつもニコニコと私に接してくれていました。
それどころか、卒園した日、おなじクラスのママに「〇〇ちゃんが同じクラスにいてくれて本当に良かった!ありがとう!!お陰でこのクラスの皆が優しい子に成長できた!」とまで言ってもらえたんですよ。
こっちは謝る立場なのに・・・今思い出しても涙がでてくる言葉です。
本当にいいクラスに恵まれたなと幸せに思っています。
【まとめ】最終的には保育園に通わせて良かったと思っています!
前半と後半で内容がかなり違ってしまいました(笑)
保育園で辛い思いをしていっぱい泣いた事があるのも事実です。でも、うちの子が素敵な環境で過ごせてきたのも事実です。
普通の子と一緒に6年間頑張ってきたからこそうちの子は成長できた部分がたくさんあります。
今うちの子は小学6年生で特別支援学校に通っています。
保育園では普通の子と一緒に頑張って運動会や発表会に参加してきていたので、正直な話、特別支援学校に入ってからの運動会は物足りなく感じています。
うちの子はもっと難しい踊りや演技を保育園でいっぱいしてきたので。
そう思えるぐらい結構ハードな内容を保育園ではしてきていました。
なのでこそ小学校に上がる時は特別支援学校ではなく支援級の方がこの子は伸びるのではないか・・・と迷ったりもしました。

どれが正解かなんて正直分かりませんが、保育園での経験は貴重だったと思います(^^)
私自身も、障害児を育てるという立場で社会の荒波にもまれたいい経験にもなったかなと思います(笑)
保育園に入れると親的には辛い事もいっぱいありますが、それでも我が子が楽しく過ごせる事が一番大切な事ですよね。
今の保育園は障害児への理解もだいぶ進んでいるので十数年前とは全然違うと思いますよ。
変な心配をさせてしまっていたらごめんなさい(汗)
育児疲れで私が手放せなくなった愛用品♪
>>すっぽん小町
疲れがたまって辛い時、サプリを使ってみるのもありだなと思いました!
飲み始めたら朝スッキリ起きられるようになりました♪
⇒すっぽん小町公式サイト>>すっぽん小町
⇒私が実際に飲んでいる詳しい感想はコチラ
コメントを残す