学童でも“きょうだい児“への支援はあります。

うちの次男は学童を利用しています。

1年生のうちは心配だったので毎日お迎えに行っていたのですが、2年生の1学期後半ぐらいからは「自分で帰る!」とお友達と帰ってくるようになりました。

なので最近ずっと学童に迎えに行っていなかったので、直接学童の先生とお話しする機会がありませんでした。

つい先日、私の仕事の都合で帰りが遅くなってしまったので、久しぶりに学童に直接お迎えに行きました。

その時に学童の先生から次男の事でちょっとお話がありました。

先生からその日次男がお友達とちょっとトラブルがあった事、そして言いにくそうに言葉を選びながら“きょうだい児であるからこその対応の難しさ”を話してくださいました。

学童の先生方も“きょうだい児”への対応を色々考えてくださっているんだなという事を初めて知りました

うちの次男が“きょうだい児”であるという背景を考慮しながら支援して下さっていました。

学童の先生曰く、今までにも色々な“きょうだい児”の子と接してきたそうです。その中で、きょうだい児の子は心に深い悩みがあったりするので対応の難しさを感じているそうです。

怒るにしても気を遣ってくださっているそうです。

そこまで考えて下さっているという事を知り嬉しかったです。

きょうだい児の問題って親が一人で抱えがちですよね。それがそういう難しさを身近で分かってくださる方がいるという事を知っただけでも精神的にちょっと楽になりました

学童の先生から見た“きょうだい児”の難しい所

学童の先生って学校の先生とはまた違う立ち位置ですよね。

うちが利用している学童は“学童は第二の家”という位置づけでみて下さっているので、どちらかと言うと家族に近い感覚で子供達と接して下さっています。

なので教師と生徒の関係よりももっと身近で話しやすい存在です。

学童の先生によると、今まで色々な“きょうだい児”の子を見てきて思うのはだいたい2~3年生ぐらいで「自分のきょうだいは普通と違う」という事がしっかり理解できてくるのだそうです。

なのでこそ心の葛藤が出やすい時期みたいです。

だいたい5~6年生になる頃にはだんだん落ち着いてくる子が多いそうです。

この2~3年生の時の対応が一番難しいらしく、そのまま優しい子に育ってくれる子もいれば、悪い方向に向かってしまう子もいる・・・というお話を言葉を選びながらちょっと遠回しに教えて下さいました。

学童の先生はうちの次男の様子を見ていると、“もっと自分に注目してほしいと思っているのでは・・・”と感じているそうです。

なので、うちの次男が何かを言ってきた時にはじっくり話を1対1で聞く姿勢を意識していると話して下さいました。

怒るにしても理論を突き詰めて最後までしっかり怒るという事は心の深い所にあるものを考えるとできないので(本人の心が折れてしまいそうなので)丁寧に対応してくださっているそうです。

学童の先生が改まって私にこういう話をしてきたと言う事は・・・悪い方向にむかってしまわないか心配してくださっているという状況だと思います。

次男にとって今が一番辛い時期なのかもしれないですね

私ももちろん次男への対応には常日頃から気をつけてはいるのですが・・・まだまだ配慮が足りないのかなと反省しました。

学童の先生にお話ししていただけて良かったです。

学童の先生を頼もしく感じました。

また近いうちに“次男デー”を作ろうかと考え中です。

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6 Comments

レモン

ケイコさん
すばらしい学童の先生ですね。
きょうだい児さんに配慮して関わってくださる先生方が、増えてきているのかな・・・とうれしい気持ちになりました。

実は私は長年、学童保育などの子どもさんに関わるお仕事をしていました。
仕事、というよりほとんど子どもたちと遊んでいたのですが(笑)
子どもたちと遊ぶのが好きなので、とても楽しかったです。
学童では、素の姿が出やすく、
べったり甘えたり、攻撃的だったり、子どもたち一人ひとり、個性豊かな表現をしてくれていました。
お友達をたたいたり、チック症状が出たり、心のサインが表に出てくる子どもたちは、私たち指導員もまだ分かりやすいのですが、
なんの問題も起こさない優等生タイプは、指導員からも見落とされがちでした。
私は、自分が優等生タイプで、ためこんだ気持ちが大きくなってから爆発したので、
どちらかというと、気持ちを抑圧していそうな子どもたちに目を配っていましたね。

小学低学年くらいは、人との違いを意識しはじめる年ごろだと思います。
「どうして妹さんは運動が苦手なの?」「どうして姉妹似てないの?」等々、同級生から質問を受けることもあったように思います。
私もうまく答えられず、もどかしい思いをすることもありました。

きょうだいの試練の一つは、
まだ自分の気持ちをうまく言語化できない頃から、大人でも難しい質問や難題に直面することだと思います。
私の場合も、ジロジロ白い目で見られたり、突然妹が消えたり、スーパーでお金を払う前にお菓子を食べてしまったり、同級生に難しい質問をされたりと、いろんな難題がやってきました。
そのつど自分で考え対処してきましたが、今思うと小さい子どもにとっては、なかなかハードだったな、と思います。
私が母からダウン症について説明を受けたのは、小学3~4年生頃でしたが、
もしかしたら、それよりもう少し早い時期に教わっていたら、より楽に同級生の質問に対処できたかもしれない、という気もします。もう覚えてないので、なんとも言えないのですが。。。

「もっと自分に注目してほしい」は、私もずっとそう思っていました。
妹に手がかかるのは仕方ない、とある程度は割り切っていましたが、
いつも頭の中が妹で一杯の(ように見える)母に不満を抱いていました。
今は母との関係はずいぶん改善しましたが、
食事の時も、私を見ることなく、妹に食べさせることに必死だった姿を思い出すと、ちくりと胸が痛みます。

ケイコさんの次男さんを想う気持ちは、きっと次男さんにも伝わっていると思います。次男さんの健やかな成長を私もお祈りしています(*^^*)

返信する
ケイコ

レモンさん

レモンさんは学童のお仕事をされていたんですね!
親としては学童でもサポートしてくださっていると知ってすごく嬉しくなりました(#^^#)

最近うちの次男あれてるんですよ。
学童以外でも、つい先日もクラスのお友達にきつい言い方をして泣かせてしまったり・・・しかも謝らないんです。
次男が辛い思いを抱えているのではないかとかなり心配しています。
もしかしたら長男の障害についてしっかり話し合わなくてはならない時期になったのかもしれないですね。
ついつい親の都合(私の勇気がないのが原因)でなかなか伝えられずにいますが、もしかしたら次男にしっかり教えてあげたら次男の心が軽くなるかもしれませんよね。
レモンさんのお話からそう感じました。
いつもレモンさんにはいい気付きをさせていただいています。
本当にありがとうございます。

・・・そろそろかな。
言うしかないかな。
私が説明する事で次男の心が楽になるのなら言うべきですよね。
・・・でも正直まだ私の心の準備ができていないんです。
まさに長男のプラプラした乳歯を抜いてあげられない状態です(汗)
ここは親が勇気を出さなくてはいけないですね(*_*;
・・・今年中には機会を作って伝えられるよう頑張ってみます。
あ~ホント私は弱い親だな~(泣)

返信する
レモン

ケイコさん、お返事をありがとうございます。

地域や学校でも、きょうだいの応援団が増えるといいなぁと思います。
妹とは同じ小学校でしたが、妹が気になり、頻繁に支援学級をのぞきにいっていました。
学校中で妹がかわいがられていたのは嬉しい体験でしたが、一方で自分のことに集中しづらく、いつも気が張っていました。
もし当時、「そんなに妹さんを気にしなくても大丈夫だよ」と声をかけてくれる先生がおられたら心が楽だったかな、という気がします。

そうでしたか。
ご次男さん、あれておられるのですね。
そして、ケイコさんの心の準備ができておられないのですね。
タイミングもあるでしょうし、ご自分を責められなくてもいいと私は思います。
どうぞ、ご無理のありませんように。

正直言いますと、母から言葉でダウン症について説明を受けた記憶はありません。
私にダウン症を詳しく教えてくれたのは、本でした。
母から本を渡され、自分で読み、分かりにくいところを母に質問したように思います。
仲良しの友人やその親御さんたちにも貸し出し、理解を深めてもらいました。
ですが、主人公の少年(ダウン症)を連れて父親が心中・・というヘビーな結末に衝撃も受けたので。今、親御さんにおススメするとしたら、「ふしぎだね!?ダウン症のおともだち」(ミネルヴァ書房)ですね。イラスト満載で、とても分かりやすいです。

ケイコさん以外にも、「きょうだいへの伝え方」を悩まれる親御さんは多いようですね。
きょうだいの私にとっては、「えっ、障害ってただの違いだし。さらっと伝えたらいいと思うけどなぁ」という感覚なのですが。。。
親御さんにとっては、深刻で悩ましいことなんだな・・と気づかされました。
親になって初めて障害と向き合う親と、偏見が刷りこまれる前に出会うきょうだいとは、「障害」の受けとめ方がずいぶん違うのかもしれません。
私は妹と年が近かったのもあるのかもしれませんが(2歳差)、
ダウン症があろうとなかろうと、それが私にとってはフツウで当たり前。
ダウン症があると知ったからといって、何か妹への気持ちが変わることはありませんでした。

余談ですが、
昔は、ふとした拍子に母の中にある障がい者への偏見が言葉や態度で顔を出すたび、イラッとしていました。幼なじみの結婚式に妹が招待されたときも、「こんな子呼んでくれて・・」と涙ぐむ母の気持ちが、私には理解できませんでした。「あんなに仲良しだったんだから当たり前でしょ」という私の感覚は、母とは共有できず残念でした。
「お母さんも世間の人といっしょで、障害を”悪いもの”と捉えてるのか・・」と気づいたときはショックでしたね。
「みんなとは違っていても、〇〇ちゃんは〇〇ちゃんで面白いし最高よね」と母と笑いなが話したかったですね~(^^)/

返信する
ケイコ

レモンさん

レモンさんの言う通り、親と当事者とでは根本的な考え方が違うのかも知れないですね。
つい私は身構えてしまいますが(次男が長男の障害を受け入れられるのだろうかとか、今まで通り変わらずに接してくれるのだろうか等)本人にとっては「別に?」って感じなのかもしれないですね。
確かに、自分のどこかにそういう偏見があるからこそそう考えてしまうのかも・・・。
実は気軽な気持ちでサラッとできる話しなんですね。
「え?そんなもんなんだ!」ってビックリしました!
お話し聞けて良かったです!!
本も教えてくださってありがとうございました(*^^*)

妹さんが結婚式に呼ばれてお母様が涙ぐんだというお話しですが、私は親の立場からレモンさんのお母様の気持ちもすごく理解できます。
たぶんですが、お母様は別に障害を悪いものととらえているのではないと思いますよ。
そうではなくて、どうしても騒いでしまうので式の雰囲気を壊してしまう可能性があるのに、それを踏まえて招待してくれたという事が嬉しかったのではないかなと思います。
実はうちの長男が保育園に通っていた時、本来なら年中さんは卒園式に参加するのですが・・・うちの長男は参加させてもらえませんでした。ハッキリとは先生も言いませんでしたが結局は大切な式に騒がれたくないからでしょうね。それを聞いて私は夜泣きました。もちろん、式を壊したくは絶対にないけれど、なんか臭いものにフタをする的な考えでものすごく嫌な気持ちになりました。でも、現実はその通りなんですよね。参加したら絶対に迷惑がかかったと思います。
レモンさんのお母様もこういう経験をいっぱいしてきたのではないでしょうか?だからこそ、それでも式に呼んでもらえた事が嬉しかったのだと思います。もしかしたら、私も姪っ子の結婚式に長男も一緒に呼んでもらえたら同じように喜んでしまうかも。
・・・まだまだ先の話しですけどね(笑)

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レモン

ケイコさん

卒園式のお話に、強い憤りを感じました。
そんなにおつらい経験をされたのですね(涙)
私は保育園での勤務経験もありますが、
どうしたらいっしょに参加できるか、考えて下さる先生はおられなかったのでしょうか。誰かに我慢をしいるやり方はおかしいと思います。
少々にぎやかだろうと、迷惑かけようと構わないと思います。
ケイコさんがどんなに悲しくおつらかっただろうと想像すると、
胸が張り裂けそうな気持ちになりました。

お伝えしてなかったかもしれませんが、実は妹の障害は軽めでして。
小さい頃はいろいろありましたが、
中学生くらいからは、支援学校にも一人で公共のバスに乗って通い、
日常生活に困ることはあまりありませんでした。
食器洗いや洗濯ものたたみなどの家事も、よくお手伝いし、母は助かっていたと思います。
場の空気を読むのも得意で、両親の険悪な雰囲気を察知しては、
「ね、笑って、ニコッ」と和らげてくれていました。
レストランで挙げた私の結婚式も、妹が盛り上げてくれて、とっても楽しい式になりました♪

またまた余談ですが、
異性にも積極的だった妹は、高校生のとき、彼氏がいました。
奥手の姉(私)より先にボーイフレンドを家に連れてきたので、母は驚きを通り越して呆然としてましたね(笑)
1~2年くらいで別れましたが、イチャイチャ、ラブラブの二人の姿、今でも忘れられません(笑)

ケイコ

レモンさん

レモンさんは保育園でもお仕事された事があるのですね!
私の辛さに共感していただけてありがとうございます。レモンさんの優しさに癒されました(^^)
今はだいぶ障害のある子への配慮が良くなっていると思います。次男が通っていた保育園はそういう配慮がしっかりされていたように思います。
それでもきっと障害のある子を育てていれば何かしら辛い思いは親としてしていると思うんですよね。
もっともっと障害があっても生きやすい世の中に変わってくれるといいですよね。

妹さんすごいですね!!!
かなり自立されているんですね!!!
しかも彼氏つくったりとプライベートも充実していますね~(*^^*)
羨ましいです♪

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