きょうだい児をお世話係にしない!でも本当は頼られたい一面も??

最近“きょうだい児”でもある次男の心のケアに特に気を遣うよう努力をしています。

きょうだい児は“自分が障害のある兄弟姉妹のお世話係として生まれてきた”と思ってしまう子もいるそうなので・・・

次男が自分の事をそう思わないよう、お兄ちゃんの事とは関係なく自分が望まれて生まれてきたという事を理解してもらえるよう私なりに気を遣っているつもりです。

>>きょうだい児はお世話係ではない。“つい頼ってしまう”を減らす努力

なので、最近は特に出来る限りお兄ちゃんの事をお願いするのを極力止めています

前にも話しましたが、外出中のトイレ等、どうしても私だけでは手に負えない事は「ちょっとお兄ちゃんを見てあげて!」と頼んでしまいますが、それ以外は出来る限り次男にはお願いしないよう私なりに努力をしています。

なのですが・・・

つい先日、私ってもしや考えすぎ!?って思った出来事がありました。

先日、次男の学校の旗当番が回ってきました。

年に4回ぐらい回ってくるんですよね。

その日はどうしても長男をスクールバスのバス停まで送ってあげられないのでヘルパーさんを利用しています。

毎回同じヘルパーさんがきてくださっていたので安心していたのですが、今回はそのいつものヘルパーさんが空いておらず、初めて違う方が来て下さる事になりました。

利用している事業所さんはとても親切で、初めてのヘルパーさんと事前に顔合わせもしていただきましたが、初めての方だとやはりちょっと親的に不安があるんですよね。

うちの長男は人懐っこくて基本問題はないとは思うのですが、たまに頑固になって動かなくなるので・・・ヘルパーさんに迷惑をかけてしまわないかがちょっと心配でした。

そんな話を前日パパとしていたら、それを傍で聞いていた次男がじゃあオレが明日お兄ちゃんの面倒を見てあげるよ!!と言ってくれたんですよ!!!

お兄ちゃんのお世話なんて次男にとっては嫌な事だと思っていたのに、ちょっと得意げに嬉しそうにそう名乗り出てくれたのでビックリ!!!

・・・え?もしや嫌がっていなかった??

むしろ頼まれたら嬉しいと思うタイプだった??

次男のその発言にちょっとビックリしちゃいました!

子供は頼られるのが嬉しい事もある!?

確かに、子供って何か頼られるのが嬉しかったりする一面もありますよね。

自分にも出来ると認めてもらうのが嬉しかったりする所があります。

誰かに必要とされるのが嬉しかったりする所もあります。

私は今まで「次男にはお兄ちゃんの世話係として生まれたと思われたくない。」という一心で極力お願いする事を止めていたのに・・・

それってもしや私の考えすぎ!?

逆に頼らなすぎも家族として寂しかった!?

と、ちょっと考えが混乱してしまいました(-“-)

・・・結局はその子の性格もあるんですよね。

もちろんお兄ちゃんの事を頼りすぎるのは絶対にいけない事だとは思いますが・・・うちの次男の場合は少し頼りにした方が逆にいいのかもしれない・・・なんてちょっと考えました。

子供の性格だって十人十色ですからね~。

どう接したらいいかってホント難しいですね(;´Д`)

もしかしたらきょうだい児は辛い思いをしていると思い込む事自体が間違っているのかもしれないですね。

もちろん、きょうだい児であるが故に辛い思いをしている子がたくさんいるのは事実です。

ですが、だからと言って腫物を触るように意識しすぎて接するのも違うという事ですよね。

それぞれのご家庭のやり方があって、その子の性格も色々あって・・・トータル的に見て、その子に一番いい方法で接してあげる事が大切なんでしょうね。

なんかすごく難しですが、兄弟の世話をさせないというよりも、その子の負担にならない程度にその子を信頼してお願いするぐらいならいいのかもなと思った今日この頃です。

きょうだい児の接し方はその子の性格によって柔軟に

今回、“きょうだい児”でもある次男が、予想外にお兄ちゃんのお手伝いをしてくれると名乗り出てくれた事がきっかけで、私の中で考え方がちょっと変わりました。

次男はもうちょっと頼ってもらいたかったのかもしれないですね。

今回のヘルパーさん利用の件は、いくら次男がやってくれるとは言ってもちょっとハードルが高い内容だったので・・・さすがに次男にお願いする事はできませんでしたが、その優しい気持ちが嬉しくて「ありがとう!!」と抱きしめ&スリスリ攻撃でいっぱい感謝の気持ちを伝えました(笑)

きょうだい児への対応ってホント難しいです。

頼りすぎは絶対に良くないとは思いますが、頼られなさすぎも寂しく思ってしまうのかもという事を覚えておこうと思いました。

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4 Comments

レモン

はじめまして。ダウン症大人きょうだいです(*^^*)
2歳下の妹にダウン症があります。
以前から、ときどきのぞかせていただき、きょうだいさんにも関心を寄せられる、とても知的で素敵なお母様だな、と思っていました。文章もとても分かりやすく読みやすく勉強になります。きょうだいである次男さんにも健やかに育ってほしいという願いが、じんじん伝わってきて私まで嬉しい気持ちになります。

私は今40代で、これまでの人生、いろいろな出来事がありました。
お茶目な妹は昔から大好きでかわいくて。妹というよりも母親のような気持ちで接してきました。
小さい頃は、母を助け、母の期待に応えようと毎日大忙しでした。ケイコさんが危惧される、まさにお世話係(親代わり)の役割を無意識のうちに担っていたと思います。私自身も、妹にできることが増えると嬉しくて、自分からすすんで役割を担っていたところもあったかもしれません。母は、手がかからないいい子の私にすっかり甘え安心しきっていました。
当時は「きょうだい」という言葉さえもない時代でしたので。
まだ小さな子どもに大人のような役割を過剰に担わせると、心の発達に影響が出やすいという知識は母にはありませんでした。また残念なことに私の母は、もともと子どもの話をじっくり聴いたり、ほめたりすることが苦手でした。結果、親に愛されている確信が持てないまま私は成長し、10代の終わりに心のバランスを崩しました。
今もまだ生きづらさはあるものの、信頼できるパートナー(夫)に出会い、カウンセリングを受け、回復してきています。

最近は、ネットでもきょうだいさんの声が見られるようになり、ネガティブな言葉にショックを受けられる親御さんも多いのではないかと気になっています。
以前、ケイコさんがご紹介されていたきょうだいさん向けのサイト「シブコト」に私も参加していますが、同じきょうだいでも考え方は様々なのだなと気づかされます。
私は妹との生活が楽しかったので、きょうだいで損だとか、隠そうと思ったことはあまりないです。「恥ずかしいな~、人前で変なことしないでよ~」とかはありましたし、人の視線はいつも気になっていました。ジロジロ見られるのが、とてもイヤで悔しかったですね。「私の大切な妹を変な目で見ないで!」とぷりぷり怒ってました。

きょうだいでよかったな~と思うことの一つは、ごく小さい頃に「世の中にはいろんな人がいる」と学べたことです。一般的な価値観に疑問を持ち、自分の頭で考える癖がつきました。
テストの点数やスポーツ、容姿や才能で人の価値をはかるのはおかしい。
協調性って本当に大事?等々、、
同級生と話があわない苦労はあったものの、
40代で「人生は自由に楽しく生きたらいい」と自分なりのこれだ!という答えを見つけることができたのは、やはり妹の存在が大きかったと思います。

恋愛も、妹と会ってもらうとどんな人かすぐわかるので、相手の人間性を見極めるのに私には好都合でした。

私はおそらく5歳頃には、妹が「みんなとちょっと違う」ことには気が付いていました。周囲の大人もダウン、ダウンと連呼していましたし(笑)ちょうどその頃、妹が通っていた療育園の行事に参加し、幼稚園のお友達とは違う子どもたちの姿にショックを受けました。そしてここに通う妹も、彼らの仲間なんだと気づきました。母が「ほら、あの子もこの子もダウン症よ。〇〇ちゃんと似てるでしょ」と言っていたのを、なんとなく覚えています。親戚にもダウン症がある女の子がいましたし、妹だけが特別じゃないんだ、と安心したように思います。
ですが、ダウン症がどういうものなのか詳しく分からなかったので。
小学3、4年生の頃、母からダウン症についての本を渡され読んで、スッキリしましたね。「あ~そういうことだったのか」と。妹とは同じ小学校でしたが、同級生にもダウン症について説明できるようになり、楽になりました。適切な時期に教えてくれた母には、感謝しています。

長々と失礼しました。
私が小さい頃とても悲しかったのは、母から「ありがとう」の言葉がもらえなかったことです。ちょっと頑張ってお手伝いしたのに、当たり前のようにスルーされるのが、つらかったです。
私の経験から、きょうだいも健やかに育つために大事なのは、『自分も親に愛されている』という確信を持てるように関わりを工夫することだと思います。
兄妹平等に手をかけられなくても、工夫と質で十分補えると思います。
折にふれ「大好きだよ」「ありがとう」とハグしたり、じっくり話を聴いたり、時には二人きりの時間を持ったり、、
もうすでに実践されているケイコさんは、本当にすごい方だと尊敬します。

いつも素敵な文章をありがとうございます。
また、のぞかせていただきますね~(^^)/

返信する
ケイコ

レモンさん

コメントありがとうございました!
そして、貴重なご体験談もありがとうございました!
何度も読み返させていただきました。

レモンさんはとっても素敵なお姉さんですね(#^^#)
そこまで妹さんの事を思っているその気持ちに読んでいて私まで嬉しくなりました。
でも、そんなレモンさんでさえ心のバランスを壊された事があるのですね・・・。
やはり親がきょうだい児である我が子の心のフォローをしっかり考えてあげなくてはなと改めて思いました。

私もどこかに次男にはお兄ちゃんが出来ない分、将来に対して期待しちゃっている部分がすごくあると思います。
やはりそういう所も小さい子供にとってはプレッシャーになってしまうのですね・・・すごく勉強になりました。教えていただけて本当に感謝です。

そして、レモンさんは小3~4でダウン症についてお母様から聞いていたんですね。
分かってスッキリしたという気持ちにビックリしました。そういう風にとらえる子もいるという事が意外でした。
私は次男に長男の障害について話さなくてはと思っても言えず・・・をずっと繰り返しています。
もしかしたらうちの次男も教えてもらった方がスッキリするのかもしれないですね。
貴重なお話を本当にありがとうございました。

「ありがとう」って言葉、子供にとってそこまで大切な事だったんですね。・・・毎日いっしょにいるのでしっかり伝えてあげていない時もあるなとすごく反省しました。
家事の途中に話しかけられるとちゃんと話を聞いてあげていない事も多々あります。いや、毎回かも(汗)私は全然いい親ではないですよ(汗)

レモンさんのお陰で色々な気付きが出来ました。
本当に本当にありがとうございました(^^)

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レモン

ケイコさん、ご丁寧なお返事をありがとうございます。優しく受けとめていただいて、とても嬉しかったです。やはりケイコさん、素敵な方です!

この7年、きょうだい会や講演会に足を運び自分の気持ちを整理してきました。たくさんのきょうだいさんの話から多くの気づきを得て、それを親御さんの立場の方にも、お伝えしたい気持ちが沸いてきました。

これでも要点を絞ったつもりでしたが、結構長文でしたね(^。^;)
実はまだまだお伝えしたいことがありました。
もしよろしければ、近日中か今月中にあと数回(数回で終わるとよいのですが、汗)コメントを差し上げてもよろしいでしょうか。
お返事はなくても大丈夫ですので。
この春参加した、きょうだい支援の神様ドナルドマイヤー氏の講演会での学びも併せてご紹介できたらと思っています。

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ケイコ

レモンさん

私はそんな素敵な親では全然ないので、褒めていただくと心が痛みます(汗)

レモンさんのお話、ものすごく勉強になりますし、色々教えていただきたいです!
親の立場だと分からない事がいっぱいあります。
少しでも辛い思いをする子供達が減らせたらなと思っているので、コメントいただけるのすごく嬉しいです!
是非宜しくお願いいたします(^^)
もちろん何回でもウェルカムですよ~!

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